中堅食品スーパー社長福島徹さん

今夜、NHKプロフェッショナル仕事の流儀で、羽村の中堅スーパー社長の福島徹さんのビジネス哲学や仕事ぶりが紹介されていた。
若い時は、できるだけ安く仕入れてうまく売れば儲かるし、お店を大きくできると思っていた。
あるとき、みんなが儲からないと駄目だ気づき、日本中で埋もれている一生懸命生産している農家の農産物を見出し、店で売ることにする。
今では、福島さんは、業界でトレジャーハンターといわれる。
その福島さんが、風評被害に苦しむ福島の南会津のコメを扱うべきか苦悩し、最後は己の目利きを信じて販売を決意する。
今、福島の農家は、将来の展望が全く見えていません。放射能検査で安全が確認されても、福島産の名称がつくと敬遠されています。
震災直後は、福島の農産物を支援するフェアのあっちこっちで開催されていましたが、今は皆無です。
風評被害という逆風に向き合い、「いいモノはいいと言い切る目利きの覚悟が必要」と語る福島さんの姿勢に感激しました。

福島徹の仕事の流儀は
・売れそう、ではなく役にたつか、で考える
・どちらも損しない関係、それが利益を生む
・いい品は、いい人が作り出す
・人に喜ばれる仕事がしたい
だそうです。