ゆうつな正月

妻が倒れ、長期療養入院してから、3回目の正月を迎えました。
元旦の夜、病院から自宅へ戻るときは、いつもよりちょっぴり切なくなります。
正月は、どの家庭も、明るく楽しい団欒があると思いますが、我が家の場合、ちょっと暗めになります。
少しでも、妻の病状が良くなれば、希望も見えますが、重度の障害が残ったまま、寝たっきりの状態が続き、少し認知症も併発しているようです。
自宅介護もままならず、療養病院への入院を余儀なくされていますが、妻にとっては、現世から全く隔離されたように感じられ、不安と絶望の4年間を経過しています。
私にやれることは、毎日顔を出し、顔を拭いたり、口内をきれいにしたりすることしか出来ません。
普段は、ルーチンワーク化して、あまり気にしないようにしていますが、正月は、妻のことが不憫に思われ、少しセンチになります。
今日は、昨夜録画したNHK紅白歌合戦を見せようとしましたが、全く興味を示しませんでした。それで、余計そんな気持ちになったのかもしれません。
あんまり、くよくよしてもしょうがないので、奇跡を信じて、新しい年を精一杯生きて行こうと思います。