東日本大震災 その3

実家の福島市まで、高速バス(あぶくま号 新宿ー福島駅東口)で帰ってきました。
先月18日には、高速バスは開通していたのですが、3月末まですぐにチケットは売り切れ、ようやく4月に入ってチケットが取れました。
実家は、父が一人で暮らしているのですが、元気でした。
地震による被害は、家の1階部分は、本棚が倒れたことと、壁にかけてあった装飾品が落ちたくらいで、大したことはなかったようです。
2階については、誰も見ていないとのことだったので、早速はいると、ダンスや本棚が倒れ、中身が散在していました。
また、PCやステレオも本来あるべき位置ではないところへ移動していました。
実被害はあまりなかったのですが、片づけに半日かかりました。

いずれにしても、実家には大きな被害はなかったので安心しました。

ただ、福島原発事故の進捗を考えると、今後が不安になります。

事故の応急対応が終われば、放射能問題が解決するわけではなく、これから本格的に事後処理が10年20年と続きます。その間、常に放射能漏えいの恐怖は伴います。

今回の事故で、少なくとも日本に原子力をマネージメントとする能力は全くないことが解りました。すぐに、日本の原子炉を停止すべきでしょう。そのために日本の発電能力が半分になっても仕方がないと思います。
想定外だったなどのたわごとはもう使わないでほしいです。これまでも、津波被害による対策の強化や、冷却機能完全停止による3時間後の炉心溶融も危険性について指摘されてきたのに、放置してきたのは政府、官僚、東電、東芝日立のメーカー、原子力関連団体や学者・専門家全部が無能だったことです。想定できる想像力が欠けていたことを認め、今後原子力を永久に放棄すべきでしょう。

その上で、原子力に頼らない日本をどのように構築するかのプラン作りを早く進めるべきです。

菅総理、あなたの最後の仕事として、原子力の放棄を世界に宣言してください。