福島原発事故

福島原発は、最悪の事態になっているようだ。

補助電源喪失⇒冷却機能完全停止⇒炉心融合⇒大量の放射能物質拡散⇒大量の冷却水注入⇒高濃度放射能汚染水の流出⇒冷却機能の復旧対策遅延

放射能物質の拡散を食い止めることが最優先だ。そのためには安定した冷却機能を回復することだが、冷却するために暫定的に注入した水や海水が放射能汚染され、その回復工事を阻んでいる。
堂々巡りだ。

現場では、それこそ必死の対応をしているのだろうが、長期間の事故処理が明白化した現時点で、もう少し大局的な見通しを立てる必要があるだろう。

たとえば、放射能物質拡散をあと半年間で食い止めたとして、その間の人体や環境への影響はどの程度のなるのだろう。その辺のシュミレーション結果を早く開示すべきだ。

今時点での、放射能汚染の測定値を公開し、安全宣言をしても、誰も安心しない。今も放射能が放出しているからだ。

これからの対策の施策とその工程と期間を明示し、その通り遂行したとして、どの程度の放射能汚染が進行し、それの影響がどの程度と予測しているのか、また、その後の福島第1原発の処理と汚染地域の復旧をどうするのかを立案し、国民に提示しなければならない。それこそが情報開示だ。

今の予測がかなり悲観的なものでも、国全体が共有しないと正しい行動ができない。
菅総理に求められているのは、正しい分析と問題点に対する施策とスケジュールおよび体制作りである。
ただ、東電や官僚を怒鳴ったり、被災地を訪問するだけでなく、本当のリーダシップを示してほしい。
福島原発の事故は、もはや東電の問題ではなく、日本国そのもの、つまりあなたの問題です。
あなたが当事者です。

水の放射能除去について、以下の会社があることを知りました。
ニューメディカ・テック株式会社
http://www.nmt.or.jp/index.html

日本の叡智を集めて、世界No1の放射能の除去技術を確立しよう。