福島原発事故対策工程表

2週間前に、今後の対策のスケジュールが大切だとブログしたら、先週東電からやっと工程表が発表された。

ただ、これは、事故対策に関してだけで、原発そのものをどのように処分するか?汚染された周辺地域をどのするか?復旧にはどのような施策があって、想定期間はどうするかが見えてこない。
これから、計画的避難が実行されるので、それどこでないかもしれないが、どのような状態になったら戻れるのか提示しないと不安は益々増長するだろう。

もちろん、まだ、放射能は拡散しており、安定的冷却機能を回復するためには不安定要素は多い。しかし、この工程表通り実行されたら、放射能積算量はどうなって、その時の退避解除の見通しはどうなるかを同時に提示しないと、もう二度と戻れないのではないのかの懐疑心は強くなる。
本当は、現状の積算量では、かなりの地域は、かなりの長期間は人の踏み入れないのかもしれない。

しかし、これからの見通しを避難住民や国民に提示する責任は国にある。事故が発生した当初の緊急避難ではなくて、状況が見えて、工程表が発表された時点での避難指示は、帰宅に関しても出すべきだ。もちろん、それが我々の想像以上超える最悪のものであっても、政府は発表すべきた。それが、みんなが求めている情報開示だ。

ただ、子(東電)を叱っているばかりでなく、起こった事故の後始末をどうするかは、親(監督官庁、政府)の責任だろう。