第2次補正予算追加経済対策

昨日、衆議院で第2次補正予算が可決されました。

その中の経済対策の中身を見ると
雇用(雇用助成金の緩和)
環境(家電エコ、自動車エコの継続、住宅エコの創設)
景気(保証枠の拡大)
医療(高齢者医療費の軽減)
地方(インフラ交付金創設)
その他(太陽光発電、幼保一元)
になっています。相変わらず内需拡大?(下げ止まり)志向です。
リーマンショック以降行っているのは、対処療法だけで、抜本的治療は全く行っていません。

日本以外の経済は、回復軌道なのに、日本だけがさらに低迷しています。
なぜか?それは、日本製品が外国で売れないからです。
日本商品の競争力が、急激に低下しているからです。
日本経済が発展した理由は、輸出の拡大しかありませんでした。
国を豊かにするには、物を国外に売って、金を得るしかありません。
私が子供のときは、日本は貿易立国だと教わりました。
しかるに、日本の政治家、特に民主党議員の中で、如何に日本製品を販売拡大するかを考えている人はいるのでしょうか?
造船、家電、自動車、携帯電話から、鉄、繊維などの素材まで、グローバルのシェアは、どんどん小さくなっています。
今、日本がNO1の商品はあるのでしょうか?
これでは、日本の経済は、益々冷え込んでいきます。
世界で売れる商品を開発・販売する。そのための経済支援が本当に必要だと思います。
日本には高い技術力があるといいますが、本当でしょうか?部分部分のニッチな技術力はあっても、売れる商品をプロデュースする力はないと思います。自社で全てをカバーするのではなく、良い物を組み合わせて、価格を含めて競争力のある商品を早く開発販売する力です。

なぜ、Googleは自社携帯電話の製造のパートナーとして台湾メーカーを選んだのでしょうか?
価格、技術力、供給能力、グローバルでの販売サポート実績、スピード??
日本のメーカーには、打診があったのでしょうか?それとも、相手にされなかったのでしょうか?

世界で売れる製品を如何に開発・販売するか?国としてそのためにどのような支援ができるか?
是非検討してください。

日本経済の再生は、内需で拡大ではなく、貿易立国です。