バルセロナーインテル戦

欧州チャンピオンズリーグ準決勝第2戦バルセロナインテルは、1−0でバルサが勝利したが、第1戦が3−1でインテルが勝利していたため、通算でインテルが決勝に進んだ。

ワールドカップイヤーなので、私もにわかファンになり、欧州リーグの試合をTV観戦している。特にスペインとイングランドの国内リーグは好きだ。従って、バルサを応援したのだが、残念ながら決勝には進めず、2連覇も夢に消えた。

どちらもタレント揃いのチームではあるが、メッシがいるバルサが有利かなと思っていたが、インテル組織力バルサのスーパータレント軍団に勝ったといえる。

特に、第2戦は、バルサに2点入れさせなければ、決勝にいけるので、如何に守るかに徹した戦いだった。インテルはほとんど攻めてなかった。相手にボールを持たせて攻めさせながら、如何に90分を消化させるかを全員が実行していた。普通、守りに徹したチームの試合は面白くないのだが、最後まで、楽しめた。

インテルの守りは、ぎりぎりまでバルサに攻めさせて、皮一枚で避ける守り方だ。リスクが大きいように思えるのだが、1名退場でかなり劣勢だったのに余裕さえ感じられた。献上した1点も、後半40分近くの失点だ。それも、完璧の守備が崩れたのではなく、それを上回ったバルサのピケの個人技よるものだ。
やれることはやっての上での1失点だ。

この試合を見て、岡田ジャパンに是非期待したいことがある。岡田監督はベスト4を目指すと言っている。それなら、予選リーグで2勝、決勝トーナメントで2勝が必要だ。それも、全て格上のチームに。
その為には、失点したらお終りだ。如何に失点を防ぐか、守りに徹して欲しい。その上で、運が良く得点できたときが勝てる試合だ。
得点能力だどうかと心配する前に、如何に守れるか、組織として守備に徹しきれるか、それを主眼に人選して欲しい。90%以上ボールを支配されても、無得点に抑えれば勝機は必ずあると思う。
惜しいシュートの数はいらないので、完璧な守備を期待したい。1点は取れなくても無失点なら、評価したい。4つの番狂わせを期待してますよ、岡田監督。