ラリーネルソンの教え

FMを聴いていたら、武田鉄矢氏が次のようなことを言っていた。
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非常にゴルフが好きなのだが、30年やってもさっぱりうまくならない。
あるとき、プロゴルファーのラリーネルソンと一緒にプレーする機会があったとき、打ったボールが、右に曲がってOBになったので、”ボールが右に曲がりすぎた。もう少し曲がらなければOBじゃなかったのに。。”と嘆いた。
そしたら、ラリーは、”どうして、君は、ボールのことを気にするんだい。ボールは関係ないよ。ボールが曲がったのは、君がそのように打ったからだ。ボールを打ち終えたときにはもう終わっていたんだ。”といったそうだ。
その言葉を聞いてから、武田氏は、打ち終わった後の結果はあまり気にしなくなったそうだ。打ち終わった後は、結果が良くても悪くても、その次どのように打つかに気持ちを変えるようにした。
そしたら、もっともっとゴルフが楽しくなったそうだ。
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ラリーネルソンは、アメリPGAツアーではメジャー大会3勝を含む通算10勝、国際試合で5勝を挙げたが、そのうち3勝が日本のトーナメントであった。50歳以上の選手によるシニアツアー(チャンピオンズ・ツアー)へ移ってからは19勝を記録している。現在は、日本の東京国際大学商学部客員教授に就任し、ゴルフ部の名誉監督をやっているとのことだ。
彼は、ゴルフの格言をいろいろ残しているが、ある雑誌のインタビューで、武田氏の逸話と同じようなことを話している。
「実際にコースに出たら、今打ったショットのことは忘れ、『次の1打をどうするか』に集中することです。過去を振り返って、悔しがったり、得意になっても何のプラスにもなりません。常に『next』を考える。メジャーチャンピオンでもサンデーゴルファーでも同じです。」
なにか、ゴルフだけでなく生き方にも通じるものがあるような気がします。
私も、次のコンペでは、これを肝に銘じてプレーしたらいい結果が出るかな?やっぱり結果に引きずられそうでまだまだ駄目ですね。